かごしげ農園は、ボカシ菌を使用し、できるだけゴミを出さず、畜産から農業までを繋げていく「循環型畜産農業」を目指して取り組んでいます。 ボカシ菌、ボカシ肥料とは 有機質肥料(油カス、米糠、鶏糞、魚カス、骨粉など多様)に微生物資材を入れ、発酵(ボカシ)させたものです。 「ボカシ」の名前の由来は有機肥料を微生物によって発酵させてぼかす(薄める)ところから、ボカシ肥料と呼ばれています。 この「ボカシ肥料」は、創り手一人一人に違いがあります。それぞれの個性あるボカシ菌たちが、個性あるボカシ肥料を創り上げます。 かごしげ農園のボカシ菌は、養卵に人生を捧げた大江氏(80歳・2021年11月現在)の考え抜いたメソッドで育てられています。 大江氏は、手間がかかっても、時間が多めにかかっても、白身がぷっくりとして匂いがほとんどない、そしてもちろん味も濃厚な卵を目指し、そして完成させました。 「卵を食べる事のできなかった子供が、うちの生卵を食べるようになったんや!」と喜びいっぱいに目を輝かせる大江氏。 かごしげ農園は大江メソッドを用いながら、大切な人に食べてもらいたい、そんな卵を研究し続けています。 鶏糞もボカシ菌で肥料に かごしげ農園のボカシ菌は鶏糞にも利用されます。ボカシ菌を鶏舎に撒く事で、にわとりさんの生活の場も清潔に保たれます。鶏糞にボカシ菌を混ぜるとアンモニアの分解が進み悪臭がほとんどなくなるのです。 そして肥料は農家さんなどに渡り活躍してくれるのです。 いずれはかごしげ農園でも野菜などを育て、無駄のない循環型農法へどんどん進んでいきたいと考えています。